
医学部合格には専門予備校の人気講師は必要かどうかを紹介
医学部受験では面接や小論文といった普通の大学ではなかなか課されない科目の対策をすることが必須となっています。
ですがこうした科目は生徒一人では対策が行いづらく、また高校の教師、一般の大手予備校では専門の講師がいないことも多くあります。
医学部予備校ではどこも面接、小論文専門の講師が常任していることが多く、指導実績も豊富です。
また学力テストでも医学部の入試問題は癖が強いことがあり、医学部受験では良い講師に教わることがかなり重要です。
今回の記事では医学部予備校の人気講師、すごい講師の選び方について解説し、各予備校の先生も紹介していきたいと思います。
医学部予備校の講師
医学部予備校の強みとして挙げられるのが実績、実力ともにトップレベルの先生による指導です。
特に医学部専門予備校では少人数制の授業や個別指導の形態をとっていることが多いです。先生にわからないところを中心に教えてもらうことができるので学習効果は大手予備校と比べて高いと思います。
そして少人数制だからこそ入試や生徒のつまづきやすいポイントを知り尽くしたすごい講師選ぶことが大事になってきます。
良い先生の選び方
指導実績が豊富
予備校のHPでは講師挨拶などのようなものが載っていることがあります。
そこの講師のプロフィールの指導実績が豊富な場合、すごい講師であると言って間違いないでしょう。
予備校の先生は指導歴が長いほど受験業界や各大学の入試問題に精通していることが多いためベテランの先生ほど実力があると言っていいと思います。
またベテランの先生であれば予備校のカリキュラム作成に関わっていることが多いです。
実際にカリキュラムを作成した先生の授業のほうが作成に関わっていない先生の授業よりも質が高いのは想像に難くないでしょう。
担当する授業が多い
医学部予備校に限らず、予備校では一人の先生が一年を通して同じ授業を受け持っていることが多いです。
ですが授業を受け持っている数は講師によって違いがあり、ベテランの先生や評判のよい先生に多く授業が割り振られています。
すなわち、授業が多く割り振られている先生ほどいい先生と言って間違いはないでしょう。
また、夏や冬のシーズンには季節講習がほとんどの予備校で行われています。
すごい講師であれば独自の講座を持っていることや、人気過ぎて申し込みを締め切ってしまうということもあるようです。
季節講習のパンフレットなどがあればチェックしておくと良い先生を見つけるのに役立つかもしれません。
ほかにも上位のコースを担当している先生は人気講師であることが多いです。良い先生の授業を受けたいのなら上のコースを狙うのが最短経路だと思います。
口コミなどの評判がよい
予備校の公式サイトには合格体験記が乗っていることがあります。また外部の予備校ランキングサイトなどでは講師の口コミを見ることもできるため、そちらも人気講師を見つけるのに役立つと思います。
生徒に対する接し方などは実際に予備校に通った人しかわからないのでそういった人格的な面を知るために口コミは得に役立つでしょう。
各医学部予備校の人気講師
それではここから、各予備校の実際の人気講師、すごい講師について紹介していきたいと思います。
メビオ
平沢 望 先生
メビオの人気講師は英語を指導している平沢先生です。
受講した生徒からはユーモアを交えたわかりやすい授業が評判となっています。
医学部進学指導歴は23年となっており、生徒のつまづきやすいポイントを熟知しています。
メビオは少人数制の授業を行っているため、生徒が苦手としやすい分野についてはかなりしっかりと教えてもらえそうですね。
また、平沢先生はメビオの英語科の責任者となっています。
カリキュラム作成の際は受験生が本質的な理解をすることを第一としており、時には基礎にまで立ち返った指導を行っています。
ただ丸暗記をするのではなく、英語のしくみを理解することでしっかりとした実力が付き、様々な形態の入試問題に対応することができるようになるでしょう。
また私立医学部などでよく出題される医学・生物系の長文対策にもしっかり対応しています。
メビオは医学系長文の授業を設置しており、物理選択の生徒でも医学、生物の英語長文を理解しやすいと評判です。
高橋 元 先生
メビオで数学を指導している高橋先生も人気講師のひとりです。
高橋先生は時に熱く、時に冷静に授業を行うため、集中力を保って勉強に集中することができます。
医学部予備校での指導歴は28年となっており、ベテランとして実力、医学部入試の情報などすべて申し分ないです。
メビオの数学科の先生はほぼ全員が医学部受験の指導歴が10年を超えており、ベテラン揃いです。
文系出身でメビオに入学するまでほぼ数学を勉強していない方でも医学部に合格できたという口コミもあるため、数学を苦手とする方にはぜひともおすすめの予備校ですね。
メディカルラボ
張ヶ谷 守晃 先生
メディカルラボの人気講師は数学を指導している張ヶ谷先生です。
数学で大事な基礎を徹底して教えており、そこから本質的な理解へとつなげていく授業を行っています。
生徒が間違えれば「なぜ間違えたか、どうすれば解けたのか」という点を突き詰め、正しい考え方を身に着ける手伝いをしてくれるため、特に数学が苦手な方に特に評判です。
メディカルラボは1対1の授業スタイルをとっているため、このようにとことんまで突き詰めた授業を強みとしています。
偏差値40台の生徒でも60台まで到達させることが確実にできる、とも書いてあり、医学部合格に向けて学力が足りない人にかなりおすすめの予備校です。
実際、医学部専門予備校ではトップクラスの合格実績を誇っており、2022年度は1270人もが国立、私立の医学部に合格しています。
水谷 留美 先生
水谷先生は面接を指導している先生です。
医学部ではすべての大学で面接が試験科目に入っているため、面接対策をすることは医学部受験をする上で欠かせません。
水谷先生は医学部の面接に精通しており、個人面接やグループ面接など、さまざまな形式の面接に対応した指導を行っています。
ほぼどこの医学部で聞かれるといっても過言ではない「なぜ医学部を目指そうと思ったのか?」という質問の対策はもちろん、社会問題、医療問題に関する話題への対策も行っています。
授業を通して自分自身を見つめなおし、表現力を鍛えることでその場しのぎでない、本当の実力が身についてくるでしょう。
実際に水谷先生の授業を受けた生徒の口コミでは、面接対策だけでなく医師になる素養も養うことができたと書かれていました。
受験だけでなくその後の人生にも役立つ授業であることが分かりますね。
YMS
高橋 龍太 先生
生物は物理に比べて選択している人数が少ないため、参考書などもあまり充実しておらず対策が難しいイメージがあると思います。
また医学部の生物では医学と絡めたような内容の問題が出題されることもあり、生物対策は医学部受験でかなり重要とされています。
高橋先生は大手医学部専門予備校のYMSで生物を担当している先生です。生物だけでなく願書作成、小論文対策の指導実績もあるため様々な面で頼りになるでしょう。
生物の授業では基礎から最新の医学、生物学的知見も取り入れたテキストを使用しています。
知識を定着するのはもちろん、思考力を鍛えることで論述問題、グラフ問題対策など様々な形式の入試に対応することができるようになります。
石川 裕祐 先生
石川先生はYMSで英語の指導をしています。学生のころから予備校の講座運営にかかわっており、なんと7,000人以上の生徒の英作文を見てきた実績があります。
石川先生は英語を理論的に教えることをモットーとしており、ただの丸暗記を極力まで減らした授業を行っています。
ただの丸暗記と理屈を理解して覚えるのとでは定着力に雲泥の差があるのは言うまでもありませんよね。
石川先生に限らずYMSでは熱意をもちつつ、いい雰囲気で教えてくれる先生が多いので授業に集中しやすいという口コミが多くみられました。
YMSの英語科では実際に出題された入試問題や海外の学術誌、医療機関の論文などを常にリサーチしてテキストを作成しています。
また、一年をとおして英文法、英作文、構文読解の授業を並行して行うため英語を有機的に理解することができます。
良い講師 まとめ
今回のまとめとしては
- 授業の多さ、口コミが人気講師の指標になる
人気講師は担当する授業が多かったり、口コミでの評判がとても良かったりします。人気講師=すごい講師、実力のある講師と考えてほぼ間違いないので事前にこれらの情報はチェックしておくようにしましょう。
- 大手医学部専門予備校には人気講師が多い
今回紹介した講師の方達は全員医学部専門予備校の所属している先生です。やはり大手の医学部専門予備校ほど良い講師がいる傾向にあります。
校舎や学費の兼ね合いはありますがなるべくなら大手の医学部予備校がおすすめです。